除雪車・散布車製品の重機・建機の高価買取専門店

創成期・事業の承継 (2000年代初頭)
2001年11月 母体の一つである株式会社新潟鐵工所が民事再生手続を申請し、経営破綻。
2003年2月 株式会社IHI（旧：石川島播磨重工業）が中心となり、新潟鐵工所の鉄道車両事業、特殊車両事業、および関連サービス事業を承継するために「新潟トランシス株式会社」を設立。
2003年3月 新潟鐵工所から事業を正式に承継し、営業を開始。本社を新潟県新潟市（現在の新潟市東区）に置く。
同 年 同じく新潟鐵工所の事業を承継した日本除雪機製作所（除雪機械専門メーカー）が、新潟トランシスの子会社となる。

事業の再構築と専門性の強化 (2000年代〜現在)
2000年代 IHIグループの一員として、旧新潟鐵工所時代から培われた気動車（JRや私鉄向け）や除雪機械の製造技術を維持・発展させることに注力。
2010年代 軌道工事用機械や検査車両など、鉄道関連の特殊車両の分野にも製品群を拡大。

現在 **気動車（ディーゼルカー）**の分野で国内トップクラスのシェアを持ち、除雪機械を含めた鉄道・インフラ関連の特殊車両の専門メーカーとして活動している。

NR800/NR601/NRZ601/NR402/NR302/NRN302/NRNS303/NR143/NR103/NR83/NR43/NR31/NS25/NS35

鉄道車両専門メーカー
鉄道車両（通勤車・地方気動車・ライトレール・観光列車など）の設計・製造・改造・保守を手がけています。

案内軌条式鉄道（AGT）にも対応
新交通システム向けの車両も製造。たとえば空港のシャトル車両など、自動案内軌道用の車両を持っています。

除雪機械事業を持つ
鉄道だけでなく、道路用ロータリ除雪車などの除雪機械も設計・製造・販売・サービスを展開。

地域インフラに強い
雪国（新潟）に本拠を置き、豪雪地帯や地方鉄道向けの車両・保守車両に強みがあります。

技術設計力
制御システム設計能力があり、運転室の操作性、乗務員向け操作系などハード・ソフト両方のノウハウがあります。

IHIグループ（元子会社）
過去には IHI の子会社であった（鉄道・インフラ機器系を強化する事業会社として位置づけられていた）企業です。

グローバル展開・将来成長見込
除雪機械などは北米・中国など海外市場でも成長余地があり、将来的な市場拡大を見据えた事業展開を行っています。

実績豊富な車両ラインナップ

通勤列車や地方線向け気動車

超低床路面電車（LRT）

保守用車（点検車、保守モータカーなど）
鉄道プレスネット

株式譲渡・経営再編
最近（2025年）IHIが保有する株式をファンド（ジェイ・ウィル・パートナーズなど）に譲渡することが決議されており、今後新体制で成長を目指すフェーズにある。

品質・技術への信頼
長年の鉄道・除雪機械製造で培った技術力があり、特に地域鉄道や除雪市場での信頼性が高い。

リスク・課題

除雪性能試験で不正があったという報道もあり、品質・信頼性の面で課題が指摘されている。
ツギノジダイ

鉄道車両・除雪機械は市場がニッチかつ公共事業・インフラ投資に依存しやすいため、景気・予算変動による影響を受けやすい。